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Flatshifterとは

Flatshifterはお使いのシフトレバーを押し・引きのスイッチにする装置です。

主にフルコン(社外エンジンECU)・ドグミッションと組み合わせることで、シフトアップをアクセル全開・ノークラッチで行うフラットシフトが行えるようになります。電子制御スロットルの車両では、シフトダウン時にエンジン回転をあげギアの入りをサポートするブリッピングにも利用できます。

ご注意

仕組み

いかに硬い金属でも押せばその面は伸び、反対側は縮みます。

この伸び縮みを計測するフィルム状センサー“ひずみゲージ”をシフトレバーの前後に貼りFlatshifterで常時計測することで、シフトチェンジ時の押し・引きの強さを判定します。

なお耐久レースのような長丁場では熱による金属の伸びが大きく誤認識が起こる可能性があるため、Flatshifterを含むひずみゲージをつかった装置は利用にならない方がいいかもしれません。また鉄・中実材以外のレバーは、操作による微少変形でセンサーがニュートラル位置に戻らなくなることが多いので、たぶんお使いいただけません。

特徴

Flatshifterには以下の特徴があります。

F-CON V Proなど非対応ECUでもフラットシフト可

Flatshifterがシフトレバーの押し引き力認識やミリ秒単位のスイッチング処理を行うことで、F-CON V Proなどフラットシフトに対応していない多くのECUでもこれが実現可能です。ECUではその間レブリミットを下げ点火を間引くなどトルクを落とすよう設定してください。

MoTeCやLINKなどでは、アナログ電圧出力されるレバー押し引き力を直接ECUで設定することができます。ただそういった場合でもFlatshifterにスイッチング設定を任せることで、ユーザがECUにさわることなく現場でフラットシフトの微調整ができます。

※ F-CON V Proにはレブリミットにスロットル開度の裏条件があるようで、ドリフトではあまり使えません。多くのD1トップチームのECUセッティングを行うDo-Luckに全依頼するか、HKSにご相談下さい。全開でシフトアップするその他競技では問題ありません。

外部入力によるスイッチング時間調整

サーキット走行ではトルクダウンのスイッチング時間はほぼ一定になりますが、1速から入れるドラッグレース(ゼロヨン)や、下降が遅い中回転でのシフトアップも多用するドリフトではそうはいきません。

Flatshifterでは外部電圧入力により条件に応じたスイッチング時間変更でこれらに対応できます。シーケンシャルトランスミッションのシフトポジションインジケーター出力や、ECUに車速に応じた電圧出力などを設定し接続して下さい。

Hパターンでもフラットシフト

シフトレバーの前後移動だけではアップかダウンか判定できないHパターントランスミッションでは通常フラットシフトが使えません。

Flatshifterではスロットル電圧入力を組み合わせることで、全開時のレバー押し・引きどちらもスイッチングすることができます。

汎用性と価格

ユーザがセンサー取付を行うことで、高い汎用性と、(ある程度の)低価格を実現しました。

国内製造

国内というかココアシステムズで開発・製造を行っているため、センサー類のカスタムや故障修理など、ほとんどの対応を承ります。

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