BMW Gシリーズ パーキング・AUTO HボタンのLIN
BMW 7シリーズ G11装備の1つ、停車中に自動でブレーキを踏んでいてくれるオートブレーキホールド(AUTO H)の動作が以前から気に入りません。
例えば停車直前にカックンブレーキをしたり、解除時にアクセルを踏むため急加速したり。またバックでも有効なので駐車時など微速後退でも思いがけず停止し、先のように再発進が危なくまた面倒です。
Gシリーズでも車種によっては強めのブレーキ操作でオートホールドのオンオフが切り換えられたりする“二段階オートホールド”があるようですが、G11やG15などにはコーディングでの追加もできません。
AUTO Hボタンを自動オンオフすることで5シリーズF10用にこの機能を追加する装置を作りましたが(非売品)、GシリーズからLINという糸電話のような通信をするものにかわったためFシリーズのように簡単には制御できません。車両とボタンを切り離し、そこで通信を中継するような装置が要ります。
またデータ中にBMW独自のデータ整合性確認が含まれるため、自動オンオフといった操作時には再計算が必要です。もちろん計算方法は公開されていません。整合性データも含め全てのパターンを取得し再生する“力技”も考えましたがダサくてやる気が起きませんでした。
でもひょんな事から計算の仕方がわかっちゃいました。
今のところボタン側の通信だけですが、試作機がボタン状態をチェックしLEDを点灯・消灯する純正風の動作が再現できました。整合性確認も問題ありません
次は車両側LINをつくって、ボタン無しでもエラーが出ないようにします。
■ 追記 : これを組み込んだ、純正AUTO Hの動作を改善する装置を開発しました
BMWにかわって AUTO H を改良しました
いまいち使い勝手が良くないオートブレーキホールド(AUTO H)に我慢ならず、BMWのかわりに改良するデバイスを開発しました。対応はGシリーズで、以下の機能を AUTO H に追加します。
- 後退時のオートホールド無効化
- 停車時のカックンブレーキ抑制
- 発進時の急加速抑制
- 二段階オートホールド化
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