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取付説明

7シリーズ G11 への取付方法を図解します。他車種については適宜対応下さい。

必要工具

分解には以下の工具が必要です。

  • 内装はがし
  • 10mmのメガネレンチ等
  • T20, T25, T30のトルクスレンチ
  • 細めのマイナスドライバー
  • (製品に付属)マイナス精密ドライバー

バッテリーを外す

トランクとボンネット内にあるそれぞれのバッテリーのマイナス端子を外します。

なおトランクが電源断の状態で閉まると大変面倒なことになるので、それを防止するためフックにウエスを縛っておきまましょう。

内装外し

運転席足元上部の内装を外します。2カ所のクリップを回し、左側のパネルを内装はがしで外します。写真の順序が前後していますが気にしないで。

スピーカーと照明のハーネスを外します。コネクター端に爪のような突起があり、そこを多少押しながら引っ張ると抜けます。硬い場合はグローブをするといいでしょう。スピーカーに固定されているハーネスは内装はがしで取り外します。

サイドの銀のプレートを内装はがしで外し、見えたネジとクリップを取り除いたあと黒いパネルを内装はがしで外します。

ボンネットオープナーを引き上げながら、奥にあるクリップの下側に細めのマイナスドライバーを差し込んでこじって抜き取り、オープナーを外します。オープナーを持ち上げ続ける手がわりとつらい。

ネジを外し、内装はがしでこのパネルも取り外します。クリップが車体側に残っちゃう場合が多いので、外してパネルに戻しておきましょう。

※ これは必須ではありません。以降の作業のじゃまになってから行ってもいいでしょう。

アクセルペダル下のキャップを外し、奥のネジを抜き取ると、アクセルペダルが外せます。コネクターが付いたまま左によけておくだけでOK。

配線

運転席足元のカーペット(極厚スポンジ付き)を強引に開いたところに見える、上の奥から3つめの白いコネクターをボディーコンピューターから外します。両サイドの爪を押しながらレバーを引き下げるとせり出してきます。

付属の精密ドライバーを黒い内部コネクターとのすきまに差し込み、柄を写真右に倒してこじるとその黒い内部コネクターが引き出されてきます。次に灰色コネクター側も同じようにして抜き取ります。

抜いた黒・灰の内部コネクターをスライドして分離します。

コネクター両端にピン番号が書かれていることを確認してください。写真だと(数字の向きが逆ですが)左が1、右が18です。

付属の精密ドライバーで6番(茶・紫)を外し、そこにMULTI MODULE(MM)ハーネスの黒線を差し込みます。次に7番(赤・黄)を外しMMハーネスの赤線を差し込みます。コネクター中間でも端子ロックがひっかかるので、気付かず無理に引き抜かないよう注意。

同様に、36番(黄・白)を外しMMハーネスの黄線を、35番(黄・黒)を外しMMハーネスの白線を差し込みます。

コネクターから外した4本の純正電線は、MULTI MODULE付属のコネクターに次のように相対するよう差し込みます。

純正電線MULTI MODULE電線
赤・黄
茶・紫
黄・白
黄・黒

ちなみに上記で脱着した接続をまとめると次の通り。作業の見直しや純正復帰時の参考にして下さい。

純正端子番号純正電線MULTI MODULE電線
7赤・黄
6茶・紫
36黄・白
35黄・黒

確認・復帰

分解したコネクターを組み立て、緑のレバーを下まで引いた状態でボディーコンピュータにまっすぐ差し込み、レバーをゆっくり押し込みます。このときボディーコンピューター側の端子を曲げると復旧が非常に大変なので丁寧に、嫌な感覚が無いか指に神経を集めながら行いましょう。

まだ MULTI MODULE はハーネスに接続しない状態で、スピーカー(SOSコール)配線だけつなげ、前後バッテリーを再接続します。バッテリー端子は狙いを定めていっきにはめると火花があまり出ません(特にリヤ)。エンジンを始動し、エンジンチェックランプ点灯など無く問題無さそうならオフにします(時計再設定の要求はあります)。 最後に MULTI MODULEを 接続して再始動し、それでも問題なければ配線作業は完璧です。全てを元に戻してください。

問題がある場合は上の配線表を見ながら再確認ください。仮に MULTI MODULE 非対応車種だとしてもエンジンチェックランプが点くようなことはありません。出荷前に全数チェックしているので初期不良も考えにくいです。

先のテストでおわかりでしょうが MULTI MODULE は内部LEDの点灯・点滅が結構気になるので、設置はそのあたりにも気を使うといいでしょう。

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