BMW G11/G12 CID 12.3インチ化キット サポート

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カバー装飾

この項で使用するもの

表面加工の方針

取付キット付属のカバーはそのままでもお使い頂けますが、内装やディスプレイとの接触面には異音対策をしたいので、3Dプリントによる積層痕やにじみなどを隠すついでに布テープをカバー全面に貼ることを推奨しています。

表面の違和感は気になりますが、カバーのほとんどはディスプレイ背面に位置し覗き込まない限りまず見えません。

もちろん塗装して頂いても構いませんが(素材はABS)、そこまで手を掛ける意味はあまりないと思います。伸びる合皮の貼り付けにもトライしましたが、思いのほか硬く断念でしました。

表面をアセトンで溶かす

布テープの接着性を良くするため、ABS製カバーの全面をアセトンでなめらかにします。

Danger

アセトンは様々なものを溶かすので取扱いには注意してください。シリコンマットは溶けないので作業時に敷くといいでしょう

ポリエチレン手袋をし、折りたたんだ不織布にアセトンを多めにつけ、カバーをなでならしてください。溶けたものが衣服などに付かないよう注意。面倒でも作業ごとにアセトン入り瓶の中蓋を閉めることを強くおすすめします。換気も忘れずに。

※ ニトリル製手袋の方が手にぴったりし作業しやすいですがアセトンで溶けるので短時間しか使用できません

表側
内側

写真はそれぞれ上が未加工、下が作業後。積層痕が多少なめらかになるぐらいでかまいません。折り返したテープがはがれないよう内側も施します。

布テープを貼る

まず見える部分から。32mmの布テープを上下に貼り込みます。重ねずすきま0にするのがいいでしょう。テープにストレスがかかっているとあとではがれるので引っ張りすぎないようにし、指でしごいて貼り付けます。

裏面はてきとうにはさみを入れて余ったテープを織り込み、指で強く押しつけます。

残りは15mmの布テープと組み合わせ同じように作業してください。上側の薄い面はディスプレイ、下側は樹脂内装・ダッシュボード皮革と接触する部分なので、貼り忘れの無いように。

30分ほど放置し、剥がれてくるところがあれば再度指で押しつけるか、布用透明接着剤で貼り付けてください。強力な接着剤は再作業できなくなるのでおすすめしません。

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