QIDI X-MAX 3のプリントヘッドカバーをミニファン付きに交換
ホットエンドの温度管理異常で、3Dプリンター QIDI X-MAX 3 のプリントヘッド関連部品を先日いろいろ交換しました。制御基板(アダプタープレート)故障だったと思われますが、熱で電子部品が故障することはままあります。
新型ヘッドカバーを購入
熱対策で前後のプリントヘッドカバーそれぞれに小さいファンがついたものが販売されていました。またいろいろ壊れるのもいやなのでこれに交換しました。
AliExpress で前側と後側が別々に販売されているのでどちらも購入します。送料込み $36 でした。10日ほどで到着。
新旧比較
上2つが新型で、それぞれにミニファンが追加されています。そして背面側パーツには、2つのファンに電気を送るための電源分岐・電圧変換基板が付属していました。
ホットエンド用ファンの電線が耐熱被覆になるなど細かいところも改良されています。
表から見るとやたらスリットが増え、全てのファンは高効率化のためフィンもろ出し。
見比べると旧版は、アダプタープレートがあるヘッド裏側にめちゃくちゃ熱がこもってそうです。
左が新版で、ホットエンド出口の冷却口がデカくなっていました。
接続
取付はアダプタープレートの種類によって多少異なります。
ヘッドカバーを外して裏側をのぞき、上矢印のとこにオレンジ色コネクターがあればアダプタープレートはミニファン出力を備えた現行品のため、カバー付属の小さい基板は使いません。ミニファンの白いコネクターをここに接続します。
このオレンジ色コネクターは上下どちらも同じですが、前側ミニファンの電線はホットエンドの近くを通るので、接触しづらいよう引っ張り上げる上側に挿してみました。
オレンジコネクターが無い場合は、先画像下矢印の穴を使って先の小さい基板を固定するようです。不親切なことにネジが付属しなかったので自分で用意してください。なおこっちの方法での取付は未確認です。将来の拡張用にネジ穴準備してあったんですね。
アダプタープレートに入っている青コネクターを抜いて小さい基板に挿し、ミニ基板の青ハーネスをそこに入れ電源を分岐します。ミニファンコネクター2つはこの基板に。
動作確認
ホットエンドを加熱させると前後のミニファンが動作します。取付に間違えるようなところはほとんどありませんが念のため動作確認しておくといいでしょう。