ポータブルオシロ SMTO1002用スタンドを製作
AliExpressで買ったポータブルオシロスコープ SMTO1002S が調子よさげなので客先開発用に車載しておくことにしました。2ch、100MHz、8bit、7インチタッチパネル、7時間持つらしいバッテリー、簡単なシグナルジェネレーター内蔵で$220前後と、割と高性能なのに壊してもなんとか立ち直れる金額なのがいいですね。
写真は矩形波(四角い波)を入力したところで、黄が1MHz、緑が5MHz。ムダに光る外装上部の[SHANMINEM]がかなりダサいです。
ただせっかくの機動力をそぐのが付属のスタンド。100円ショップのタブレット用そのものなのでサイズもあってません。AliExpressの業者が勝手に付けたものかと思いましたがメーカー標準品でした。
筐体にはスタンドが付く場所があるのに一切使われません。ただじゃまなでっぱり。
そこでこれを利用した稼働スタンドを3Dプリンターでつくりました。
本来は曲げた金属棒を差し込み左右のテンションで角度を保持するつもりだったのだろうと同じようなものをまず作ってみたところ、くぼみとテンションでオシロの重みを支えるのは難しく、すぐ開いて倒れちゃいました。もっと立つ角度なら違ったかもしれません。抜け防止のパーツを接着し、スタンドを上に向けたら取っ手にもなった親切設計がうかがわれますが、きっと最後の方の段階で使いものにならないのが判明し(いつか使おうと?)金型もそのままで放置されたんでしょう。
今回は倒れないように回り止めを付けました。
まず、ほんとはこうしたかったんだろうという長さで製作。下側の収納時ロックの位置でそれがわかります。オシロをちょっと出してきて使うにはいい角度ですね。上向きにつけると予想通りいい感じの取っ手になりましたが、あやういので使えません。
熱溶解積層型3Dプリンターで、ABS材、積層ピッチ0.3mm、インフィル30%、ラフトなし、サポートなしで印刷しました。下の2点も同じです。PLA材だと硬くてはめられないかも。
車上開発では上からのぞき込む場合が多いので浅めのも製作。
筐体サイズいっぱいまで伸ばしてみましたが思いのほか立ちませんでした。強度確保のためゴツくなってます。これは使わないかなあ。
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