レバーを前後したとき [センサー値] が増減することを確認してください。値自体には意味はありません。静止状態でもノイズや温度変化で1万程度動くことは正常です。
またレバーをどちらに倒すと値が増えるのか減るのかを覚えておいてください。
ここでの値がアナログ電圧出力の 2.5V±2.5V に変換されます。全てのスイッチングをECUで判定させる場合、Flatshiftの設定はこれで終了です。
レバー押力によるアナログ出力の増減方向を反転します。
スロットル開度によるスイッチングの追加判定をさせる場合、[サポート…] で学習を行ってください。接続によりスロットル電圧がわずかにずれるので、必要に応じてECU側のスロットル学習も行って下さい。
ギアポジションインジケーターの電圧出力を利用し即時スイッチングを停止する [ギアポジション拡張] や、後付けプッシュスイッチを併用しスイッチング時間を一時変更する [スイッチング時間拡張] を行う場合に設定します。
本体の赤ボタン機能を使用しない場合などに設定してください。
本体LEDの明るさを設定します。数字が大きい方が明るく、小さいと暗くなります。
圧力センサー設定時に確認した、レバーの押し引きで値がマイナスになる側・プラスになる側のスイッチング条件を設定します。[通信] - [内部値確認] でもマイナス・プラスの方向がわかります。シーケンシャルトランスミッションでフラットシフトを行う場合はレバーを引く側、ブリッピングでは場合は押す側、Hパターンではマイナス・プラス両側使用します。
スイッチングに用いるFlatshifter本体のデジタル出力ポートを指定します。
[初期設定]タブ-[圧力センサー] で設定した最大押力を100%とし、どの程度の入力でスイッチングを行うかを指定します。振動などで勝手にオンにならないよう多少大きめの値を入れて下さい
ノイズや振動などで予期せぬスイッチング出力がある場合に設定します。数字が1増えるとスイッチング開始が20msほど遅くなります。
フラットシフトやブリッピングでは [行う (単発)] を選択してください。
デジタルポートのスイッチング時間を設定します。サーキットタイムアタックでのフラットシフトなら、シーケンシャルトランスミッションで150ms前後、Hパターンで100ms前後になるでしょう。これに50ms程足した値から実走で調節して下さい。1速を使うドラッグ(ゼロヨン)やシフト回転がまちまちなドリフトではこの1つの値では使いにくいので、別項の外部電圧入力オプションを併用してください。
連続で同じ方向にレバーが引かれたときそれを誤入力として無視する時間を入力します。
指定したスロットル条件でのみスイッチングを行います。[方向] はフラットシフトなら [開く側でのみ動作]、ブリッピングなら [閉じる側でのみ動作] を指定。スロットル電圧入力と学習を完了しておいてください。
[初期設定]タブ - [外部電圧入力] で [ギアポジション拡張] を選択してください。
シーケンシャルトランスミッションのギアポジションインジケーター電圧出力を監視し、ギアが変わった直後にスイッチングを停止します。前項の [スイッチング設定タブ] - [ONする時間] は長めの時間を入れておきます。
[サポート…] をクリックし、ギアごとの電圧を学習させます。ギアチェンジで [現在の値] が変化しない場合は接続ミスです。
インジケーター出力に使われるポテンションメーターは様々な要因で値がずれるので、[許容幅 ±] で調整してください。
[初期設定]タブ - [外部電圧入力] で [スイッチング時間拡張] を選択してください。
スイッチングが開始されたとき外部電圧入力が範囲内にあれば [スイッチング設定]タブ - [ONする時間] を上書きします。
拡張1,2の電圧は、例えば図のように5Vを分圧することで調整します。スイッチAでは0Vと1V、Bでは0Vと4Vが切り換えられます。直列抵抗の電流は1mAとわずか。車両電源を使う場合は電源に近い右の1kΩを11kΩ以上にするといいでしょう。計算する場合は最大電源電圧を15〜16V程度とし、Flatshifterへの入力は5Vを超さないようにしてください。
Hパターンの1速と2速位置にそれぞれマイクロスイッチなどをつけて長いスイッチング時間が必要な低ギアとそれ以外で制御を分ける、手動でスイッチをおおしているときだけON時間を変更する、といった使い方を想定しています。
変更した設定を [通信] - [書き込み] でFlatshifter本体に保存したあと、 [通信] - [内部値確認] で入出力ポートの動作確認ができます。センサー値の多少の変動は全く問題ありません。
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