BMW 7シリーズ G11に12.3インチセンターディスプレイを流用 その2
「BMW 7シリーズ G11に12.3インチセンターディスプレイを流用」で5シリーズG30用を流用するためのステー類を作りましたが、数日たつとディスプレイがダッシュボードに着地してしまいました。再度組み立て直してもまた着地します。痕が付くと革製ダッシュボードは面倒そうなので対策しました。
3Dプリントデータはページ最後に公開しています。
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着地はステーのずれ
ステーはスライド溝とネジの4カ所で固定されているはずでしたが、ステーがネジ止めされる純正ナットタブが振動や重さでずれディスプレイが前傾しダッシュボードに乗っかっていることがわかりました。
そこでステーに内装に引っかける部分を現車あわせで追加しました。スライド溝にはまる写真上方の円柱部分など他も微調整しています。
すきま埋めパーツも調整
ディスプレイ位置が変化しすきま埋めパーツが少しずれたのでので合い面を修正しました。またダッシュボードとのすきまが増え内部がちょっとのぞきやすくなったので目隠しも追加しました。
仮あわせでずれが気になる場所は加工して下さい。
今回も塗装ではなく全面にテサテープを貼りますが、3Dプリントの積層痕がテープの接着をじゃまするので、表面をアセトンで何度も拭き溶かし多少つるつるにしました。ABS材だからできる技。
ずれないステー
ステーを取りつけます。これを載せることになる謎の純正部品にいいあんばいの切り欠き(点線上方)があり、ステーを下げると、今回追加した部分がそこにかかり手前方向のずれを抑える仕組み。スライド溝にはまる円柱も調整したので奥方向にも動きません。接触面には異音防止のためテサテープを貼っておきます。
組み立て
ディスプレイを載せる直前。前回までのものと比べると、すきま埋め部品の手前側がのぞき込み防止のため盛り上がっていることがわかります。
ディスプレイと奥の面が合わないときはディスプレイをぐりぐりやっているといい感じに調整されますたぶん。
今回のずれ防止ステーを最初に作ったとき、ディスプレイ位置が矯正されダッシュボードとの隙間が空き過ぎちゃったので、3Dモデルを調整して1.5mmぐらい下げました。そのため、これまで下方向に拡大してきたディスプレイのネジ穴は今は無加工でよくなったかもしれません。ネジが入らないように見える赤いナットタブ(?)は上方向に動くので問題ありません。
何度も作り直したおかげで絶妙なすきまができました。
大丈夫だと思いますがもう下がってきませんように。
3Dデータ ダウンロード
今回修正したパーツの3Dデータ(stl)を公開します。“ディスプレイ下フレーム”のデータや印刷条件等は前回のページをご覧下さい。
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BMWのかわりに AUTO H を改良しました
いまいち使い勝手が良くないオートブレーキホールド(AUTO H)に我慢ならず、BMWのかわりに改良するデバイスを開発しました。対応はGシリーズだけで、以下の機能を AUTO H に追加します。
- 後退時のオートホールド無効化
- 停車時のカックンブレーキ抑制
- 発進時の急加速抑制
- 二段階オートホールド化
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